クリエイティブ職【タイプI】が満足する報酬パターンとは

誰でも働いた対価以上の報酬は欲しいものですが、人によって満足する報酬は多少異なります。

特にタイプIと言われる、被ルーチンワークを仕事にしているクリエイティブ職の多くの特性として、
固定給やコアタイム、ノルマなどの仕事のスタイルだと大きくモチベーションが下がり、
パフォーメンスが十分に発揮されなくなることが知られています。

このタイプは給与や特典、給付額の割合が大きくなるにつれて、クリエイティビティが薄くなり成果が上がらなくなる傾向があります。

このタイプのスタッフの意欲を引き出す目的で金銭を報酬として与える場合、
これよりも効果的な戦略は、

正当な報酬を与え、且つ報酬について視界から消す事

です。
成果を上げる会社や組織は、社員が報酬についてほとんど考えずに済み業務に専念することができる額と方法を採用していることが多いです。

フレックスタイムは時代遅れ【会社マネジメントの終焉とこれから】

従来の会社のマネジメント手段を「飴と鞭」と例えられることがあります。
適度な報酬と処罰によって外側から従業員をコントロールし、マネジメントするというやり方です。

最近では「フレックスタイム」や「権限委譲」という概念が登場しましたが、
これらも時折自由な部分を与え、演出して見せているものの
本質的には従業員を外部からコントロール・マネジメントするという姿勢は同じです。

「飴と鞭で従業員を動かし、従業員は受動的に仕事を行う」
このような従来のマネジメントの概念は、一新する時期が来ているのかもしれません。

ソフトウェア会社のアトラシアンでは
従業員の間に更にクリエイティビティを生み出し、プログラマーたちが仕事を楽しめるように
「通常業務と無関係でも何か解決したい問題があれば、一日中自発的に取り組んでもよい」
という日を設けているそうです。

今後

”私たちが子供の頃に置き去りにした、「自己決定」という先天的な能力を仕事に活かす”

そんな仕事が今後スタンダードになっていったら、働く側も会社側も一歩も二歩も成長できると思いませんか。

仕事環境における自律性の監査チェックリスト【完全版】

自分が属する組織にはあなたが十分にパフォーマンスを発揮するための環境作りを行っているでしょうか。
現在は外部からのコントロール・受動的な仕事環境の会社が多い中、
今後突出した実績を出し、今後の働き方のスタンダードになっていくと思われる”自律性”を尊重した仕事環境。

今あなたが属している組織で、十分な”自律性”が発揮できる環境かどうかを定量的にチェックするためのチェックリストが以下です。

自律性のチェックリスト

全4項目あり、各項目が0~10の11段階評価のトータル40点満点で評価されます。
監査の公平性のため、当然チェックには組織・チーム内の全員が回答し、その平均値で仕事環境の”自律性”を評価します。

※ここで言う”自律”とは、「選択・意思決定の自由」を意味します。

質問1:「課題に関して、どのくらいの自律が認められていますか」

主な責務と、日常業務について。
0~10(自律)の11段階評価。

質問2:「時間に関して、どのくらいの自律が認められていますか」

出社時刻や退社時刻、スケジュールに関して。
0~11(自律)の11段階評価。

質問3:「チームに関して、どのくらいの自律が認められていますか」

共に仕事をするメンバーを、どの程度自由に選べるかなど。
0~11(自律)の11段階評価。

質問4:「仕事の手法に関して、どのくらいの自律が認められていますか」

主要な責務を、実際にはどのようにおこなっているか。
0~11(自律)の11段階評価。

十分に部下や社員には自由を与えられていると思っていても、実際にはチーム内で大きな違いがあるかもしれません。
チーム内の確認や見直しのためにも、是非一度チーム内の全員で行って集計してみることをお勧めします。

職場・チーム能力向上の画期的手法1【20%ルールの導入】

多くの人が会社や組織に属し、チームとして多くの時間を仕事に費やしています。
基本的に仕事はチームプレイであるので、チーム全体としての能力が上がることによって組織の結果に影響が出てきます。

タイトルにもある通り、職場やチーム全体のパフォーマンスをアップさせる方法として
「20%ルール」というものがあります。

20%ルールとは、勤務時間の5分の1を、なんでも好きなプロジェクトに充てるよう組織が推奨する制度です。
この制度を導入することによって、社員一人ひとりに自主性が生まれ、通常業務の時間でもモチベーションを維持しやすくなる傾向があります。

しかし実際に業務時間の20%ともなると、一般的な週5勤務の会社ですと週1日分も業務外に費やす事になります。
コストの面でもリスキーで現実的ではないと思います。

私の推奨する方法は

20%ではなく、まずは「10%ルール」を導入してみてはどうか

という事です。
週5日勤務ならば、

週に半日だけ社員の自主的に行動できる時間として認める

というのを半年間テスト実施し、効果測定してみる。
受動的な毎日から、週に半日でも定期的に解放され、能動的に転じる週間が出来れば
チーム全体にも何かしらの好影響が出てくるかもしれません。

会社モチーベーションから業績を伸ばす【飴と鞭の欠点】

ルーチンワーク中心の時代の会社と従業員の関係は、よく飴とムチに例えられます。
会社を1台のコンピュータと考えると、従業員の行動を統制するためのルールや社風があります。

コンピュータと同じように、会社にも人を動かすためのOS(オペレーティングシステム)があるのです。

最も初期のOS(第一段階)は、人間は生物的な存在であるため、生存のため行動するというもの。

続いて登場したのが第二段階のOSで、これは飴と鞭(報酬と処罰)を組み合わせて行動をコントロールするというもの。
現在の多くの会社では、この第二段階のOSを用いていると言えます。

しかしこの飴と鞭戦略には以下のような欠点があります。
・内側からの動機づけの機会損失
・成果への悪影響
・創造性が低い
・短絡的な思考を助長する
・依存性がある
そして今後必要となってくるのが第三段階の考え方で、人間の内なる部分からの意思を利用する方法です。
「改善したい」「学びたい」という動機づけを原動力に行動を促す方法です。

この方法が効果的なのは、ルーチンワークというよりもクリエイティブな仕事、研究職に近いスタンスの仕事で効果を発揮します。
自発的なエネルギーを原動力としており、モチベーションが高い状態なので、第二段階よりも高い結果を出せるので、
このような環境を会社として提供することで、効率面でも業績を大きく伸ばしていくことが期待されています。

満足度の高い給与・報酬の2つの解決策

「うちの会社って同業のA社よりも給料低いんだよな」
「なんでサービス残業ばかりの俺が、定時帰りの隣の部署と同じ給料なんだろう」
「頑張っても、適当に仕事しても時給換算したら同じなんだから」
このような愚痴をよく耳にします。

誰だって自分の労働に対してそれ以上の対価・報酬をもらいたいのは同じです。
視点を変えて従業員を雇う側からすると、

どのような給与・報酬体系にすると従業員の不満が解消・軽減されるのでしょうか。

この問いには主に3つの解決策がありますので説明します。

公平性の高い報酬体系か

給与・報酬の公平性に関しては、どの会社でも透明性を示す必要がありますが、
中小ベンチャー企業となるとこの辺の人事の評価が社長の独断のみによって決定されていることも多いのではないでしょうか。

公平性に関しては内的公平性と外的公平性を満たす必要があります。

外的公平性とは、同業の別会社の同じような仕事をしている従業員と比較した時の給与・報酬の公平性です。
内的公平性とは、会社内の同僚と給与・報酬を比較した場合の公平性です。
特に内的公平性が保たれないと、従業員のモチベーションは大幅に下がるため、満足度に最も寄与する要素と言えます。

平均以上の報酬を与える

上記の内部・外部の公平性を十分に満たしている場合、最も効果の高い方法がこの「平均以上の報酬を与える」という方法です。
ノーベル経済学賞を受賞したジョージ・アカロフによると
他社よりも高めの水準の報酬を設定している企業は、以下の傾向があるとレポートしています。

・優秀な人材が集まる
・離職率が低下する
・社員の士気と生産性が高まる

高めの報酬設定によって企業コストの削減に繋がっています。

自由に好きなように仕事をする?【自律性と幸福】

皆さんは最近よくこんなフレーズを耳にすることはありませんか?

「自由に好きなように仕事をする」

「時間にも場所にも縛られず働く」

いわゆるノマドワーカーが流行し、週5日朝出社して夜退社するという働き方以外にも様々なスタイルが出てきています。

行動には大きく
「管理・統制された行動」と「自律的な行動」に分けられますが、
「人間の本質が自律的である」と言われるように人は本来自分で何かを試したりと自律的な行動を取ろうとします。

独立と自律性が同義になっていることが多いような気がしますが、独立と自律姓は別問題です。

独立とは、誰にも頼らず一人でやっていくという個人主義の要素を含みますが、
自律性とは、行動を選択できることを意味しています。
自律性のある仕事は十分な意思と選択によって、他者からの制約をを受けずに行動できるとともに、他者と円満に相互依存もできる状態です。

自律性は経済状態の差によらず、幸福との間には密接な関係があります。
貧困に苦しむ国でも、人々は自律を求め、それにより生活が改善されるとも言われているそうです。

自律性は、モチベーションの向上部分から個人のパフォーマンスや勢いに強い影響を与えます。
スポーツでも学問でも、仕事でも日常でもパフォーマンスが向上すると共に、
精神的健康にも大きな改善効果があることも分かっています。

特に仕事がルーチンワークに当てはまらないクリエイティブな集団にとっては、
自律性を重視することがパフォーマンス向上に強く結び付くケースが多いです。

有名なのがIDEOゼネラルマネージャーのトム・ケリーの言葉です。

「クリエイティブな集団にとって最も大切なことは
新たなアイデアを試せる自由である。

イノベーションには費用が掛かるのではと疑ってかかる者もいる。
長期的に見ればイノベーションは安価だ。
凡庸に甘んじれば高くつく。

自律性がこれに対抗する手段となるだろう。」

行動のタイプIとタイプX 結果を出したいならIになれ!

人間の行動を大まかに分けると、タイプXとタイプIという2種類の行動に分類することができます。

タイプXの行動とは、外部からの欲求によってエネルギーを得るもので、活動から得られる外的な報酬を目的とした行動です。

一方タイプIは、外部からというよりも内部からの欲求をエネルギーの源とする。活動によって得られる外的な報酬よりも、むしろ行動そのものから生じる満足感を目的とした行動です。

タイプXとタイプI、どちらがモチベーションが高く、どちらが行動の末高い結果を出せるかはいうまでもなく理解頂けると思います。タイプIは長期的には、ほとんどの場合タイプXを凌ぐ成果を上げます。

組織の中でのタイプI

組織の中でチームプレイをするときにはタイプXの行動を取りがちですが、もしタイプIの行動パターンを実践できるようになったなら、その組織はより高い実績を出せるようになるはずです。

あなたが朝起きて行動するための活力・原動力は、あなたの内側から生じているものですか?
自分がタイプXの行動をしているのか、それともタイプIの行動をしているのかは自分自身でお分かりだと思います。

タイプIの特徴は先天的なものではなく、勿論後天的に作り出すことが可能です。
タイプIの行動を学び、環境に身を置き実践し続ければ、タイプIの行動が身に付き、
モチベーションも実力も格段に向上することは科学的に証明されています。